皆様、いかがお過ごしでしょうか。
新型コロナウィルス感染拡大の影響での不安から不自由な毎日と存じます。
さて、今年2020年は、1980年モスクワ五輪から40年です。
今年行われるはずだった東京五輪・パラリンピックが1年延期となったとき、
知ったかぶりをする政治家が「五輪は40年ごとに問題が起きる」と言いました。
しかし、今回のコロナ問題と40年前のモスクワ大会とは背景がまったく異なります。
モスクワ五輪の悲劇については「スポーツゴジラ」の13号、37号で特集を組んできました。
そして、日本スポーツ学会では、モスクワ五輪日本代表選手へアンケート調査を実施し、さらにシンポジウムを開催して、幻の代表選手たちから要望の多かった
「聖火ランナーや開会式等セレモニー」への参加の署名活動も行って参りました。
そのことを、「モスクワはセピア色」と題し、デイリースポーツ紙上で、
2020年4月21日から5月26日まで全20回で連載をいたします。
(火・水・木・金の連載、5/7は新聞休刊日のため発行なし)
スポーツ学会の活動の成果とあわせてお読みいただければ幸いです。
スポーツ新聞が、モスクワ五輪ボイコット問題を20回もの連載で企画することなど、未だかつてないことです。
この骨っぽい企画にも、どうぞ拍手を送ってあげてください。
次号の「スポーツゴジラ47号」は、不安定な毎日の中でもスポーツの味わいを噛み締める特別な一冊とすべく、『スポーツお勧めの一本、一冊』と題した、スポーツに関連する特別な本や映画(DVD)を特集する号を6月下旬に刊行します。
こちらもぜひ楽しみにしていてください。
日本スポーツ学会代表理事
特定非営利活動法人スポーツネットワークジャパン理事長
長田 渚左